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松井えり菜展「わたしの小宇宙(コスモ)」

Erina MATSUI

 

 

 

Erina MATSUI

 

 

 

一度見たら忘れられない、強烈な印象を与える自画像を描く松井えり菜は、多くの雑誌で「シンデレラ・ガール」として紹介されて参りました。2003年に『えびちり大好き!』という作品で美術予備校の文化祭で大賞を受賞し、同作品はその美術予備校の広告として美術雑誌に掲載され、また、同作品でGEISAI#6の金賞を受賞後、それをきっかけにカルティエ現代美術でのグループ展に参加、堂々の国際デビューを果たしました。出品作はカルティエ財団にコレクションされ、カルティエ財団のコレクション展において日本でも注目を集め、、、とまさにトントン拍子で邁進し続けている作家です。
他の新人作家とは一線を画する活動をしている松井ですが、個展での紹介は今回山本現代での展覧会が初めてとなります。

彼女の描く自画像には、「おもちゃ」、「宇宙」、「キノコ」という取り留めもないものが融合されていますが、自分自身を含めそれぞれのモチーフがまるで別の生き物のように描かれており、脳内に刻み込まれるような強烈な印象を与えます。
見る者は否応無しに松井ワールドに引きずり込まれ、骨抜きにされ、気がつけば彼女の夢の小宇宙(コスモ)の住人となってしまうかのような感覚を覚えます。様々な作家が素朴に自画像を描くなか、松井えり菜は、根本的に自画像の可能性を押し広げていく試みを続けています。

隠れアイテムのオルゴールも健在、どんな音色を奏でるのか?。昨年8月から半年間スカラーシップでヘルシンキの芸術デザイン大学へ留学し、北欧の空気を吸い込んでパワーアップした松井えり菜の、新作個展です。

 

 

 

Erina MATSUI

 

 

 

Erina MATSUI