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Artist:

田中圭介展「傾景」

Keisuke TANAKA works

 

 

 

田中圭介展「傾景」
Keisuke TANAKA “KEI KEI”

2012年10月6日(土)~2012年11月2日(金)

Opening Receprion 18:00-20:00, 2012/10/6

わたくしども山本現代では、来る2012年10月6日(土)から11月2日(金)まで、
田中圭介 個展「傾景」を開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。

かつて木彫のモチーフは「人体」を模すことがその中心でしたが、田中圭介は人体ではなく、森や山などの「風景」を制作しています。風景の一部にある木という素材の内部から、逆に「風景」を掘り出しています。

田中は「彫刻とは何か」という自分への問いに「世界を立ち上げ、その内側に入ることで自己をみつめることのできる装置」と考え、常に「人間が生きるということ」をテーマに制作しています。
日本の木造家屋に使用される柱とおおむね同じサイズの角材に、風景を彫刻してきた田中ですが、柱が垂直に立ち上がるということが、実は「幻」なのではないかと思い始めました。それが「幻」なのだと認めることで、自分の問いの答えに繋がるような気がしました。「世界は、傾いている」。

新作のひとつ、「展景」(2012)は枠の内側に風景が彫り込まれており、そのなかにはふたつの穴が空いています。「人間の認識が及ぶ世界(=風景)が枠の内側にあり、それらは枠の外側からきて、また失われていく、というイメージ。絶望的とも思える真実や、希望とも採れる幻想を観察する機会を提示したい」と作家はいいます。
世界の「風景」を独自の視点から捉えた田中の、4年ぶりの新作展となります。

 

 

 

Keisuke TANAKA works

 

 

 

Keisuke TANAKA works

 

 

 

Keisuke TANAKA works

 

 

 

Keisuke TANAKA works

 

 

 

Keisuke TANAKA works

 

 

 

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