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宇治野宗輝展「ビー・ア・グッド・ボーイ」

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宇治野宗輝展「ビー・ア・グッド・ボーイ」

1月30日(土)開催!
宇治野宗輝 × 畠中実 トークセッション
POP/SOUND/ART 温故知新

+ 宇治野宗輝 ライブパフォーマンス

現在開催中の宇治野宗輝 個展「ビー・ア・グッド・ボーイ」とあわせ、来る11月30日(土)当ギャラリーにて、ICC主任学芸員の畠中実氏をお招きしてトークセッションを開催いたします。宇治野の作品に関連した全てを、音楽からポップカルチャー、アートまで、幅広い領域をまたいで語り尽くす特別企画です。
また、トークセッションの前後には宇治野による新作を使ったライブパフォーマンスを予定しています。
みなさまお誘い合わせの上、是非ご来場ください。
2013年11月30日(土)14:30-17:30

14:30~ 宇治野宗輝 ライブパフォーマンス①
15:00~ トークセッション 宇治野宗輝 × 畠中実氏(主任学芸員、ICC)
17:00~ 宇治野宗輝 ライブパフォーマンス②

会場: 山本現代
入場料: 無料

ギャラリーは通常通り11:00から19:00まで開廊しております。
14:00頃より会場の準備を開始し、座席の確保は先着順となりますのでご了承ください。

ゲスト: 畠中実(NTTインターコミュニケーションセンター [ICC] 主任学芸員)
1968年生まれ。1996年の開館準備よりICCに携わり、展覧会など企画を多数手がける。またダムタイプ、明和電機、ローリー・アンダーソン、八谷和彦といった作家の個展企画を行うほか、様々な音楽イベントの企画や執筆など、活動は多岐にわたる。最新のICC企画展「磯崎新 都市ソラリス」は2013年12月14日より開催予定。

宇治野宗輝は、電飾や電動ドリルなど本来楽器とは関係のない電気製品を用いた「Love Arm(ラヴ・アーム)」シリーズをはじめとするサウンドスカルプチャーや、それらを使ったライブパフォーマンスで知られています。
近年では、サウンドスカルプチャーの発展形として、ごく一般的なターンテーブルを改造し、細工を施したレコード盤で制御された家電製品によるビート・マシン「The Rotators(ザ・ローテーターズ)」シリーズを発表し、海外でも高い評価を得ています。本年3月より彫刻の森美術館で開催された個展「POP/LIFE」は、90年代前半から活動を続けてきた宇治野の数々の作品のなかから、全5シリーズの代表的な作品を集め一同に展示し、好評を博しました。同展は近年海外での活動の多かった宇治野にとって初の国内美術館での個展であり、90年代前半から現在につながる活動を俯瞰的にたどることのできる貴重な展覧会となりました。

本展「BE A GOOD BOY」では、3つのシリーズ「Love Arm」、「Nippon Series (日本シリーズ)」、「Machine Theater(マシン・シアター)」からの新作を発表し、宇治野が続けてきた「物質文明のリサーチ」の現在形を提示いたします。
立体作品「Love Arm」シリーズは、所謂アメ車のパーツに由来しデコトラに多用されるライトや、電動ドリル、バイクのパーツなどを組み合わせて制作されており、実際にパフォーマーが身体に装着し、強烈な電飾光と増幅された音をコントロールしながら演奏することができるサウンドスカルプチャーです。全世界を席巻した物質文化、消費文化を、20世紀アメリカ文化の産物で日本に熱狂的に受け入れられたポップとロック・ミュージックの視点から見つめ直すなかで生み出されたもので、時代に漂う男性性が象徴的に見え隠れします。
20世紀の日本でよく見かけた間違ったカタカナ英語を、装飾的な立体作品に仕立てたシリーズ「Nippon Series」においては、宇治野のいう「日本語で表現することが難しい概念にカタカナを振り当てた際に、また日本語の環境で使いやすいように調整した際に生じる違和感」が視覚的かつコミカルな方法であらわにされています。
機械によるダンス・インスタレーションである「Machine Theater」では、天井に吊るされた衣服が中に仕込まれたワイパーモーターによって踊ります。機械が機械らしく動きつつも、衣服の動きからはかすかな人間の気配が感じられ、ワイパーモーターは獣の咆哮のような音をたてます。最新作では、音だけでなく映像も盛り込まれ、新たな展開をみせる予定です。

 

 

 

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